家の中を自由に行き来できる犬も、家の中にサークルやクレートがあってそこに住んでいる犬も、お外に住んでいる犬も、ハウスのトレーニングをしていた方がいいよ。だから今日はハウスのトレーニングについて紹介するね。ぼくもトレーニングをして、今はクレートの中が一番落ち着くようになったよ。
ハウストレーニングが必要な理由
- 病院に入院することになった時のために
- ペットホテルに泊まることになった時のために
- 車や電車など移動の時のために
- 災害時の避難所でいい子にしているために
などなどです。今はお家でお父さんやお母さんと自由に家の中で暮らしていても、犬生の中で、必ずいつか行動が制限される場面が来るよ。子犬から中年までは意識しなくても暮らせるのだけど、高齢になって動物病院を利用する機会が増えると、入院や検査のたびにケージで待機することが増えますし、動物病院に歩いて行けない時など、タクシーを利用する時は、クレートなら座席に持ち込みができる、などの制限がかかるからね。
また、災害の時、避難所に犬を連れて行っていいところがだんだん増えてきているのだけど、そういうたくさんの人がいるところでは、吠えまくったり迷惑行為を飼い主さんがコントロールして、静かに待機できないと、ペットの同伴が拒否されたりするかもしれないよね。
こういう時のために、ハウスの中で静かにできるようにトレーニングが必要なんだよ。
ハウスの目的
ハウスの目的は、長時間静かに待機させることだけではなく、飼い主の指示で自分からハウスに入ること、ハウス内では静かに過ごすことが目的。だから、無理やり入れるのは、ちょっと違うんだよ。
ハウスのトレーニング方法
これは、いつも家の中を自由に歩いている犬も、掃除機をかける間だけ、とか飼い主の食事の間だけ、とか短時間ハウスのトレーニングでもやってみてね。
- ハウスの出入り口に連れて行き、おやつを犬の鼻先に当てて、意識をおやつにもっていく
- 犬に見えるようにおやつをハウスの奥に転がし入れる
- 犬がおやつを追いかけて、ハウスに入るタイミングで「ハウス」と号令をかける
- 犬がハウスに入ったら出入り口を閉める
- そのまましばらく待機させる
* 犬が吠えたり興奮したり外へ出ようとしても、声がけや近づいたりはしないようにする - 犬が落ち着いて、静かになったら合図を出してハウスから出す
注意事項
- ハウスの出入りは自分ですること、絶対、だっこして無理やり押し込んだりしたらダメだよ。無理やりじゃなくても抱っこして入れたりしても意味がないよ。
- 飼い主さんが遠くに居ても「ハウス」の合図で家に入るようになるととてもいいので、だんだん離れて練習する
- 離れたところからハウスの合図を出す時は、ハウスに入って、待機している時におやつをハウス内に転がし入れて、ご褒美をあげると「これが正しい行動だ」ってわかるよ
誰でもできるよ
犬の習性で狭いところは落ち着くし、安全だってわかれば、みんな自分から入ると思うよ! 入ったところですかさず「ハウス!」と言えば大丈夫! 慣れれば一番落ち着く場所になるよ。
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ぼくがはじめてハウスに入った日の写真も載せておくよ


